基本のつかいかた(自動運転・除湿運転)

 デンソーバスエアコンはフルオートエアコンです。通常は自動運転を使用してください。

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自動運転

エアコンを運転させるには、「自動」ボタンを押します。

エアコン操作パネル
自動ボタンを押すと、エアコンがONになる。
自動・除湿ボタン
旧型でも同様。コントローラー上部のわかりやすい位置に「自動」ボタンが設置されている。
コントロールパネルの画面表示
風量・吹出口・換気など、すべてが自動的にコントロールされる。運転状況はコントロールパネルのピクトグラムで確認することができる。

 メインスイッチをONにして、はじめてスイッチを入れると、25.0℃に設定されます。暑い・寒いといったときは、風量ではなく、温度調節スイッチで調節を行います。設定温度に応じて、もっとも快適になるようコントロールされます。

温度調節ボタン
自動運転を開始すると、設定温度は25.0℃にリセットされる。上下スイッチを押すことで、希望の設定温度にすることができる。

 なお、「自動」ボタンを押してもパネルに何も表示されず、「ピー」というブザーがなることがあります。これは点検時の安全確保に使用する「エアコンメインスイッチ」が切れていることが原因です。トランクルーム上部に設置されているエアコンリレーボックスに当該スイッチがありますので、スイッチをONにしてから再度「自動」ボタンを押してみてください。正常に起動するはずです。

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窓がくもってきたら、除湿運転に

 窓がくもってきたときは、除湿モードに切り替えることができます。

 除湿モードにするには、エアコンの電源を入れたあと、「自動」ボタンをもう一度押します。

除湿ボタン

すると、パネルに「くもり止」もしくは「除湿」と表示されます。

除湿中のコントロールパネル表示例

 除湿(くもり止め)にすると、エアコンが作動します。エアコンにより車内の湿気を除去することで、くもりの発生を抑えます。さらに、デンソーバスエアコンには、外気の湿度を判定し、内気循環・外気導入を自動的に切り替えるプログラムが組み込まれています。

除湿運転では、車内・車外の湿度を比較し、乾燥した空気を取り入れるように換気モードを自動的に切り替える。左は雨の日など外気の湿度が高い場合、右は外気が乾燥している場合の表示例。

 室内湿度よりも外気湿度のほうが低い場合は、乾いた外気を導入するため、外気循環に切り替わります。同時に車両後部のエキゾースター(排気ファン)を作動させ、車内の湿った空気を車外に追い出すようにします。逆に雨の日など、外気の湿度が高い場合は内気循環に切り替えて、湿った空気を車内に取り込まないようにします。

車両後部下にある外向きの矢印は、エキゾースターすなわち排気ファンの運転を示す。外気導入中は空気の行き場を確保しないと十分な換気ができない。そのため、エキゾースターが自動的に作動し、車両後部から排気を行う。

 もちろん、内気循環と外気導入の切り替えは手動で設定することもできます。コロナウイルス感染症「COVID-19」の流行により、バス業界においても換気が非常に重要になっていますが、外気モード固定にしておけば、車内の空気がこもってしまうことを防ぐことができます。外気モード・内気モード固定の方法については、別のページで解説していますので、ごらんいただければ幸いです。

サブエンジンについて

 サブエンジン式エアコンを選択している車両については、前輪のすぐ後ろのスパンにエアコン用サブエンジンが搭載されています。

 しくみは別の記事で詳述する予定ですが、サブエンジンは冷房もしくは除湿モードでエアコンを運転するときに使用されます。ただし、どのモードで運転するかはエアコンの自動制御によりますので、冬季を含め、年中燃料は切らさないようにしてください。燃料タンクは車両エンジンが使用するものとは別にあります。

 なお、サブエンジンの始動は自動的に行われます。サブエンジンもコンピューターにより自動制御されていますので、エアコンのスイッチや設定温度などに連動して、自動的に始動・停止します。