Grafanaの目玉機能であるダッシュボード(Dashboard)について紹介します。
ダッシュボード(Dashboard)とは?
ダッシュボード(Dashboard)とは、さまざまなデータを1つのページに集約して可視化できる機能のことです。複数の異なるデータソースであっても集約表示できるため、ダッシュボードを活用することで一度に多くの情報を把握することができるようになります。
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Explore(エクスプロール)との違いは?
GrafanaにはExplore(エクスプロール)という機能もあります。
Exploreでもデータを可視化することは可能です。しかし、Exploreは主にクエリを試すための機能であり、あくまで簡易的な可視化しかできません。ダッシュボードを使うことで、より詳細にクエリやデザインなどを指定することができ、よりリッチな形でデータを視覚化できるようになります。
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作成したダッシュボードは保存しておくことができます。
また、ダッシュボードの内容を編集すると、自動的にバックアップが保存されます。
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あとから以前のダッシュボードを復元することができるため、気軽にデザインを変更することができます。
ダッシュボードはシェアすることもできる
Grafanaのダッシュボードはかんたんにシェアできる仕組みになっています。
作成したGrafanaのダッシュボードは、JSONファイルで保存されます。Grafanaにはダッシュボードのエクスポート機能も搭載されているため、エクスポートしたJSONファイルを共有することにより、他人とダッシュボードをシェアすることができます。
Grafana公式サイトでも、世界中のユーザーが作成したさまざまなダッシュボードを入手できます。同じような用途であれば、自分で作成するのではなく、インターネットから取得したダッシュボードを活用するのもアリです。
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ダッシュボードを制するものはGrafanaを制す
多くの機能が搭載されているGrafanaですが、そのなかでも最もよく使うであろう機能がダッシュボードです。
ダッシュボードの使い方を熟知していると、Grafanaをより有効に活用し、データの分析や監視を効率的に行うことができるようになります。
ダッシュボードの扱いに慣れるには、実際にダッシュボードを作成して弄り倒すのが一番です。バージョン機能で以前の状態に戻すこともできますので、積極的に設定をいじって、どんなパラメータが用意されているのか把握しておくとよいでしょう。