データ可視化ツール(Data visualization tool)とは何か?ざっくり説明したいと思います。
データ可視化ツールとは「データを見える化するツール」
データ可視化ツールとは、数値データを視覚化(見える化)するためのツールのことをいいます。
「データを視覚化する」方法としては、例えばグラフがあります。グラフ化することで数値の大小や変化を見た目で把握できるようになりますよね。
このように、データを見える化するために特化したツールが「データ可視化ツール」と呼ばれるものです。
なぜデータ可視化ツールが注目されているの?
近年ではデータ可視化ツールが注目を浴びています。なぜでしょうか。
最近では当たり前すぎて、あまり耳にしなくなってしまいましたが、「ビックデータ」という言葉があります。今やデータベースには膨大なデータが蓄積されていますが、蓄積されたデータをどのように活用するかが重要です。
ここで能力を発揮するのが、データ可視化ツールです。データ可視化ツールでは、グラフはもちろんのこと、実にさまざまな形式でデータをビジュアライズすることができます。さらに一つのデータベースだけではなく、複数の異なるデータベースを組み合わせて分析することもできます。
データ可視化ツールを導入し、分かりやすく目に見える形にすることにより、蓄積されている膨大なデータから今まで気づけなかった特徴を掘り出す(これをデータマイニングという)ことができるようになります。これがデータ可視化ツールが注目されている大きな理由です。
誰でも操作できるのも特徴
データ可視化ツールは、高い操作性も特徴の一つです。素人でも扱うことができ、Excelなどの事務処理ソフトとは比べ物にならないほど、詳細かつかんたんにパラメータを指定することができます。
かつて、データ解析では専門家の力を借りて行うことが大半でした。しかし、今ではデータ可視化ツールやAI分析サービスの普及により、専門知識に乏しくても、誰でもデータマイニングできるような時代になっています。
データ可視化ツールが使われている分野
データ可視化ツールは、今や広い分野で活用されています。
研究開発の分野のみならず、最近ではマーケティングにおいても活用されることが多くなっています。過去に蓄積してきたデータを十二分に活用することで、ビジネスに活かす流れがより加速しています。そうした流れの中でデータ可視化ツールはなくてはならない存在となっています。