楽天銀行の口座開設時の本人確認が非常に大変だった。アプリに問題があると思うので、改善したほうがいいと思う、という話をします。
楽天銀行の本人確認はスマホで完結
楽天銀行の口座開設では、アプリによる本人確認を使用することができる。
しかしながら、この楽天銀行アプリ、本人確認に関する出来が非常に悪い。
楽天銀行での本人確認の流れ
アプリでの本人確認は以下の流れで行われる。
① まず、マイナンバーカードなど本人確認書類の撮影を行う。
書類の端を画像認識により検知すると、シャッターが自動的に切れる仕組みになっている。
②続いて、自撮り写真を撮影する。
これもアプリ上のカメラで撮影する。顔が検知されると、シャッターボタンをタップできる状態になる仕組みである。インカメラで撮影できる。
③最後にまばたき撮影を行う。
これは顔検知中にまばたきを数回行うというもの。顔認識によりまばたきがなされたと判断されると、撮影した書類や顔写真を送信できるようになっている。おそらく写真などによるなりすましを防ぐために行われている確認だろう。
このように楽天銀行の本人確認は、画像認識を大いに活用した仕組みで行われる。画像認識がうまくできないと次に進めないようになっている。
顔認識の精度が悪すぎる
①本人確認書類の撮影はまだよい。問題は顔認識を利用する②③だ。
顔認識の精度があまりに悪い
きれいな背景の前に立って、照明も適切に当てているのにもかかわらず、まったく認識してくれない。
途方に暮れて、藁にもすがる思いでメガネを外してみたら、少しばかり認識されるようになったが、それでもかなり不安定である。
メガネといったって、別にへんてこりんなおしゃれ眼鏡をかけているわけではない。フツーの、絵に書いたようなメガネである。もちろん顔面に大きな怪我を負っているなんてこともない。
結局、シャッターボタンを連打し、認識された一瞬のタイミングで撮影する羽目になった。
お次は「まばたき大会」
さらに、まばたき撮影はもっとヤバい
顔すらきちんと認識できないのに、まばたきを認識できるはずもなく、照明の当て方やスマホの角度など幾度となく調整を繰り返し、約10分にわたる格闘の末ようやく認識。
こちらはシャッターボタンもないため、シャッターボタン連打手法も使えない。
もはや10分間連続まばたき大会である。
パチクリ二重だったのに、チャレンジ後はひとえになってしまった。どうしてくれるんだ!
なんてことになりかねない。
楽天銀行さん、顔認識の精度UPを!
顔認識を活用した本人確認の仕組みは画期的だとは思う。なりすましを防ぐという意味では合理的な仕様になっていると思う。
しかし、明らかに画像認識の精度が不足している。実装するならもっと顔認識の精度を上げてからにすべきだろう。
使用しているスマホは3年落ちのZenfoneである。カメラ性能は最新機種に比べれば悪い方なので、認識精度が低くなっていた可能性がある。
だが、そうは言ってもわずか3年落ち。それより前のスマホを使っている人なんて、世の中にはたくさんいる。格安スマホユーザーも増加しており、”カメラ性能が低いから認識できません”というのでは、高評価は得られないのではないか。
一応書類の送付などで代替することもできるようにはなっているが、たぶん途中で諦めて、SBIに流れたり、口座開設まで至らなかった人もいるんじゃないかなと思っている。
SBI銀行も口座開設しましたが、もっと簡単に本人確認できました。
楽天銀行アプリには明らかに改善の余地が残されていると思います。
早めに改善していただきたい。
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