Hyper-V上のLinuxマシンにSoftEtherサーバを構築する手順をメモしておきます。自分用です。
環境
- OS:Debian 11(Hyper-V上に構築)
- SoftEther 4.38 Build 9760 安定版
仮想マシンの設定
ネットワークアダプタを2つ作る
仮想マシンにネットワークアダプタを2つ作る。
- 1つ目はサーバーマシンのメインNIC
- 2つ目はローカルブリッジ用のNIC
にしていく。
※「レガシーネットワークアダプタ」を選択する必要はなし。通常のネットワークアダプタでOK。
※TAPを作ってブリッジする方法もありますが、ローカルブリッジ用のNICを別に用意する方法が推奨されているので、そちらでやっていく。
スプーフィングを有効化
2つ目のネットワークアダプタに対し、MACアドレスのスプーフィングを有効にする。必須。
1つ目のネットワークアダプタはスプーフィングしなくていい。(と思う)
ネットワークの設定
ホストOS(ここではDebian)のネットワークの設定をする。以下で動作OKだった。
#vi /etc/network/interfaces
auto eth0
iface eth1 inet static
address 192.168.1.80
network 192.168.1.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.1.255
gateway 192.168.1.1
dns-nameservers 192.168.1.1
mtu 1454
auto eth1
iface eth2 inet manual
mtu 2000
1つ目のNICは通常通りの設定。2つ目(ローカルブリッジ用のNIC)は上記の太字のように設定。
詳細は調べていないが、自環境ではMTUは2000にしないとダメでした。
最初MTUを1400にしていたところ、VPN接続直後にSoftEther側に自動的にMTUを2000に変更されてしまう。
自動的に変更されると、以降VPN接続・通信ともに不可となる。DHCPからIPを受けることが出来ず、新たにVPN接続できない状況になった。接続中のVPNからの通信も不可となった。
最初からMTUを2000に設定しておくと、自動的なMTUの変更が発生せず、通信できるようになった。
ルーターのポート開放(マスカレード)
ルーターの静的NAPTでSoftEtherにポートフォワードする。
- 1つ目のNICにポートフォワードする。(2つ目ではない)
- ルーター・サーバーともにファイアウォールの設定も忘れずに
以上。
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