【日経モーニングプラスFT】AIと電源~原発延命と次世代型原子炉~(2024年11月14日)

銘柄ニュース

AIによる電力需要が増しており、原発関連銘柄が注目されています。

電源需要は今後長期に増していくと思われ、手軽にカーボンニュートラルを実現できる電源として原子力発電が注目されています。

IEA(国際エネルギー機関)による試算では、2030年には世界全体の発電量のほぼ40%が再生可能エネルギーになると試算されている。2050年には70-80%が再生可能エネルギーになる見込み。

原子力発電所の運転期間については、各国で法令による規制がされている。

日本では原則40年間の運転期間が定められており、1回だけ最長60年間まで延長することができる。アメリカも原則40年間だが、延長回数に制限は設けられていない。イギリスやフランスでは運転年数に制限はなく、10年ごとの安全審査に合格すれば、永久に運転を継続できる。

注目されているのは次世代型原子炉である。

小型モジュール炉は次世代型原子炉で、注目されている次世代型原子炉のひとつ。サイズが小さく設置する土地を選ばないため、受電施設の近くに設置できる(送電ロスを減らせる)。

万が一事故に陥っても自然に冷却されるため、安全性にも優れている。モジュール型のため、工場で製造することができ、複数台のモジュールを組み合わせれば、発電量の調節もしやすく、過剰発電によるロスも低減できる。

次世代原発の開発企業としては、「ニュースケール・パワー」「カイロス・パワー」「Xエナジー」が有名。カイロスパワーとXエナジーは、2030年前後までに小型モジュール炉の稼働を計画している。

日本におけるエネルギー基本計画では、2030年までに再生可能エネルギーを比率トップにし、原子力発電を現在の5%から20%まで拡大する目標を掲げている。

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画像は日経モーニングプラスFTより

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