【SAS】データセットファイル(sas7bdat)の内容を表示するには?

データセットファイルを読み込み、表示するサンプルコードをご紹介します。

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データセットファイルを表示するサンプルコード

方法1データセットを別に作成してから表示する場合

data sample_data;
	set 'D:\hoge\sample.sas7bdat';
run;
proc print data=sample_data(obs=10);
run;

小さいデータセットはこの方法でOK。いったん別のデータセット(ここではsample_data)に複製してからprintしている。

方法2データセットファイル(sas7bdat)を直接読み込んで表示する場合

libname inputlib 'D:\hoge' access=readonly;

proc print data=inputlib.SAMPLE;
run;

データセットファイルが大きい場合は、setするとめちゃくちゃ大きな一時ファイルが作成されてしまう。直接読み込めば時間もかからず、一時領域を食い尽くすこともない。

access=readonlyを設定しておくことで、意図しないデータセットファイルの上書きを予防している。

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解説(方法1:データセットを別に作成してから表示する)

SASデータセットファイルを読み込む

data sample_data;
	set 'D:\all\sample.sas7bdat';
run;

指定したパスのSASデータセットファイルから読み込み、sample_dataという名前のデータセットに格納します。

表示する

proc print data=sample_data(obs=10);
run;

先ほど作成したsample_dataデータセットを表示します。

printプロシージャを使用すると、データセットの内容を表示できます。

dataオプションでsample_dataデータセットを指定することで、sample_dataデータセットの内容を表示します。ついでにobsオプションを付けることで、最初の10件のみを表示させます。

obsはobservationのことです。observationとは、データセットの行(レコード)のことをいいます。1つ1つのデータのことです。obs=10とは”レコード10件を書き出してほしい”という意味です。

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