オンラインストアでレッツノートを眺めていると、”DISモデル”というレッツノートが販売されていることがあります。DISモデルとは一体何なのか、通常のレッツノートとの違いについて解説します。
DISモデルとは?
DISモデルとは、「ダイワボウ情報システム」という会社で販売するために開発されたレッツノートのことです。
「ダイワボウ情報システム」とは、ディストリビューターと呼ばれる企業のひとつです。
「ディストリビューター」って?
はじめにディストリビューターについて解説しておきましょう。
例えば、ある企業がパソコンを購入するとします。
たくさんの従業員を抱える企業では、大量のパソコンを購入しなくてはなりません。さらに用途により画面のサイズやCPUの性能など、必要な要件は異なります。1台1台の仕様を選定し、異なるモデル・異なるメーカーに逐一注文していたら大変です。
そこで登場するのがディストリビューターです。ディストリビューターは数多くの商品から信頼できる商品を厳選し、カタログを作っておいてくれます。
顧客(パソコンを買う会社)はディストリビューターが用意したカタログから注文を入れます。ディストリビューターは在庫を確保しておき、すぐに販売してくれるという仕組みとするわけです。ディストリビューターが用意したカタログから選択することで、発注する時間と手間を省くことができ、必要な物品をすぐに受け取ることができます。
例えば、大塚商会の「たのめーる」などが有名です。オヤジギャクを連発する犬のCMを見たことがあるでしょう。あの会社です。
ディストリビューターのなかには、より多様なニーズに対応できるようにするため、メーカーとコラボして独自仕様の商品を開発してもらうことがあります。
DISモデルというのもその一種です。DISモデルとは、パソコンなどを専門とするITディストリビューター「ダイワボウ情報システム」が自社のカタログに掲載するために、パナソニックとコラボして作った仕様のレッツノートのことをいいます。
Q:「DISモデルって、通常のレッツノートとは何が違うの?」
DISモデルが何かわかったところで、通常のレッツノートと違いはあるのでしょうか。
結論から言うと、
A: 大きな違いはありません。
DISモデルは、ディストリビューター向けに開発されたモデルというだけです。
個人で購入した場合でも、ディストリビューターと契約する必要もなく、ふつうのレッツノートと同じように使うことができます。
強いて違いを挙げるとすれば、以下のような点でしょうか。
- 通常モデルには用意されていない仕様がある(メモリの容量など)
- 保証が違う(保証対象が異なることがある)
- バンドルされているアプリが異なる
例えば、通常モデルはメモリ8GB以上しかラインナップされていないが、DISモデルではコストを抑えるため、4GBもラインナップされていたりということがあり得ます。ほかにもSSDの容量が異なっていたり、インストールされているバンドルアプリが違う可能性もあります。
ただ、これらは購入するときに仕様表を確認すれば、すぐにわかる話です。CPUやメモリ容量をよく確認し、納得して購入すれば問題ありません。そんなに心配する必要はないでしょう。
保証だけは要注意
ただし、唯一DISモデルを購入する際に注意したほうがよいポイントがあります。
それは保証です。
ディストリビューター経由で販売する前提となっているため、保証の対象や期間が通常のレッツノートとは異なっている可能性があります。
保証制度に関しては、あらかじめ販売店に確認しておくといいでしょう。
まとめ
今回はレッツノートDIS専用モデルについてまとめてみました。
DISモデルは、通常のレッツノートよりも安い価格で購入できることが多いです。ごく僅かに仕様や保証が異なっていることがありますが、それ以外は通常モデルと大差ありません。
オトクに購入したい方は、前向きに検討してみることをおすすめします。
ボクの友達もDISモデルを購入することで、通常モデルより10万円以上安くレッツノートを買っていました。
もちろん問題なく使えていますよ♪
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