仙台市営バスのドライブレコーダーが更新されるようです。仙台市交通局の入札情報に仕様が公開されています。
現在、仙台市営バスでは、デジタコ兼ドライブレコーダーとしてレゾナント・システムズのDRV-3100が搭載されています。
8カメラ対応の業務用モデルで、仙台市営バスでは前面・車内(前・中)・左右の5カメラで運用しています。しかし、設置から年数も経過しており、SD画質での録画しか対応していないため、新たにハイビジョン対応のドライブレコーダーに更新する方針とのことです。
仕様表を読んでみると、2つのハイビジョンカメラ・車内カメラもIP65防水仕様にするなど、なかなか難しい要求をしてるなーと。
バス用のドライブレコーダーといえば、矢崎エナジーシステムのYAZAC-eyeや富士通のDTSシリーズなどが有名です。とくにYAZAC-eyeについては全国の多くの路線バス事業者で採用されており、正確なデータは見つかりませんでしたが、路線バス業界ではおそらくかなりのシェアを占めていると思います。
しかし、いずれもハイビジョンカメラは1台しか接続できなかったはずです。このため、「ハイビジョンカメラ2つ」の時点で候補から外れると思われます。
また、IP65防水に対応した車内カメラの用意も要求されていますが、こちらも対応できるメーカーは殆どないのではないでしょうか。
IP65というのは、シャワーなどでジャブジャブ濡らしても問題ないレベルの防水性能を意味します。車外ならまだしも、雨に濡れることがない車内、しかも清掃中に濡れる可能性も少ない天井付近に設置されるカメラに、なぜここまでの防水性能を要求したのか気になるところです。
いったいどんなドライブレコーダーが搭載されることになるのか。楽しみです。
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