ICカードでバスの運賃を支払うには、乗るときと降りるときの2回のタッチが必要です。
しかし、何らかの理由で降りるときのタッチができなかったどうなるのでしょうか。
例えば、「違うバスに乗ったことに気づき、発車する前にあわてて降りてしまった」といったケースです。
このようなケースでは、乗車時にカードリーダーにタッチしていますが、降車用のカードリーダーにはタッチしていません。そのICカードは通常の精算処理を終えていないことになります。
次にバスに乗ったときにエラーになったりしないのでしょうか?運転手さんになにか処理をしてもらう必要はあるのでしょうか?
回答:ふつうに乗って大丈夫です!
結論は「そのままで大丈夫」です。
一般的に交通系ICカードは、バスに乗車するときにICカードをタッチすると、未処理のデータは上書きされるようになっています。
よって、発車する前にバスを降りた際など、運賃を精算する必要がないケースでは、降車カードリーダーにタッチしないまま降車しても、とくに大きな問題はありません。
次にバスに乗るときに、前回の未処理分は自動的に取り消されます。
たとえば、バスが道を間違えてしまった場合など、運賃を徴収せずにお客さんを降車させる場合もあります。
こういったケースでは、運転手さんの判断のもと、ICカードを運賃箱にタッチしないで降りてもらうことがあります。未精算分のデータは次回乗車時に自動的に削除されます。
ただし、当然ながらバスが走り出してしまったあとに降りる場合は、運賃を支払う必要があります。
一旦走り出した後はバスに乗車したことになりますので、そのまま降りると無賃乗車となる可能性があります。運転手さんの指示に従うようにしましょう。
まとめ
今回は、降車リーダーにICカードをタッチしないままバスを降りてしまったときのマメ知識を取り上げました。
なお、今回の記事内容は一般論としての話です。一部のバス会社では、何らかの手続きが必要となる可能性もありますので、不安な場合は運転手さんに確認してみましょう。
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