カーエアコンやバスエアコンに搭載されている「バイレベル」とはどういった機能なのか?解説します。
「頭寒足熱」を作り出す機能のこと
バイレベルとは、↓これのことです。
顔と足元に風を送るモードですね。
バイレベルとは、顔に涼しい風を出しながら、足元に暖かい風を送る機能のことをいいます。
ふつう、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に行きます。これを対流といいます。
しかし、とくに冬場、この状況は必ずしも快適とはいえません。
足が冷えて、頭は火照ってしまうことを意味するからです。
こういうときにバイレベルが活躍します。
バイレベルでは冷えやすい足元に温風を、ほてりやすい顔から天井にかけて、やや温度の低い風を送ってくれます。
つまり、サーキュレーターのように車内の空気をかき混ぜ、顔と足元の不快な温度差を打ち消してくれるわけです。
カーエアコンはAUTOにしておこう!
昨今のオートエアコン装備車では、ほとんどの車種でバイレベル機能が搭載されています。
バイレベル機能が搭載されているカーエアコンでは、車内の温度が安定していると自動的にバイレベルに切り替わります。
エンジンを掛けた直後など、車内温度が低い場合は、顔と足元の両方から温風が吹き出します。
その後、車内が快適な温度になると自動的にバイレベル運転となり、顔からは涼しい風(基本的に外気が送風される)、足元からは暖かい風が出てくるようになります。
ただし、マニュアルエアコンについては、同じ温度の風が上下から吹き出すだけの場合があります。
また、オートエアコンでも、吹き出し口や風量・内気循環を手動で設定してしまうと、バイレベルに切り替わらないことがあります。
せっかくのオートエアコンです。バイレベル機能も活用すべく、オートのままで使用することをおすすめします!
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