久しぶりの東武顔キュービック!蒲生線にやってきたキュービックに乗車できました!

バス乗り(乗車レポート)

某日、午前9時50分。高砂方面へ行った帰りのこと。

いつもは電車で仙台駅まで帰るのですが、なんとな~くキュービックが来そうな予感がし、バス停に向かったら・・・

((o(´∀`)o))ワクワク

((o(´∀`)o))ワクワク

ドドドドド・・・

「おおっ、この音は!!」

見事、的中しました!!

仙台市交通局の東武顔キュービック 仙台 230 あ 208がきてくれました\(^o^)/バンザ~イ

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S208は仙台市営バス最後のV8キュービック!

実はこの車、仙台市交通局が新車導入した、最初で最後の東武顔キュービックです。

時は2000年。それまでアンチ・キュービック派だった仙台市営バスは、頑なに富士重工7Eボデーで発注していました。1980年代にはIKCボデーのキュービックもありましたが、LV280になってからはすべて富士重工7E架装でした。

富士重工7E架装のいすゞ KC-LV280N

現在仙台を走っている、ほとんどのKC-LV280が富士重工7Eボデーです!

そんななか、特注でジャーニー風の前面ガラスをまとい導入されたのが、このナンバー200番台のキュービックです。いわゆる「東武顔キュービック」というもので、2000年にS203,204,205,206,207,208の6台が導入されました。

 

S208が導入された翌年の2001年、キュービックはエルガに引き継がれることとなり、製造中止されました。つまり、仙台市営バスが新車導入した最後のキュービックがこのS208です。

キュービック好きとしては、記念碑的な1台なんです。

いすゞエルガ(仙台230あ1602)と東武顔キュービック(仙台230あ208)
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東武顔キュービックとは?

東武顔とは、キュービックのボデータイプのひとつです。おもに東武バスが特注したことで知られているため、東武顔と呼ばれているそうです。

東武顔キュービック LV280(仙台市営バス 仙台230あ208)

独特なキュービックのデザインは、一部の事業者から嫌われていました。そういった事業者向けに用意されていたのが、東武顔とよばれるモデルです。

東武顔キュービックの見た目は、まさしくジャーニーKそのもの。ジャーニーKは、エルガミオの前に販売されていたいすゞの中型路線バスですが、東武顔はそのジャーニーをビックライトでそのまま大きくしたような外観をしております。

エルガミオの先代である「いすゞジャーニー」。現在でも地方では目にすることができる。(福島交通 福島200か1411)

純正IKCボデーがかまぼこ型の前面1枚ガラスを採用しているのに対し、東武顔は標準的な2枚分割窓を採用しています。ワイパーも対向式に変更されていて、キュービックお得意のセーフティウィンドウ(側面窓)は装備されていません。

ただ、前面以外はふつうのキュービックと同じです。内装もとくに変わりはありません。

比較してみると、▼こんな感じ。

東武顔キュービック KC-LV280N(仙台市営バス 仙台230あ208)
富士重工7Eボデー KC-LV280N(仙台市営バス 仙台230あ6580)

いすゞジャーニー LR233(福島交通 福島200か1411)
いすゞ純正ボデー(IKC) キュービック LV280(岩手県交通 岩手200か1557)

近未来的なIKCキュービックもいいけど、東武顔も無骨な感じがして、個人的には好みですね(*^^*)

さっそく乗車!

・・・してしまいました。S208が来たら、乗るしかないでしょう。

いい音!!

8PE1のV8サウンドがいいのは周知の事実。(ガチなファンは6QB1を好む方もいらっしゃるが

しかし、IKCボデーであるS208は1歩先を行っています。

車内をビリつかせる重厚な重低音がいっそうすばらしい!のです。

前から思っていたのですが、やっぱりIKCボデーのほうが7Eよりもエンジン音がよく響きます。

8PE1のガラガラ音がよりクリアで、アイドリング時の低音もひとしおです。同じワンステップの7Eと比べても、やっぱりIKCのほうが透き通ったエンジン音だな~と感じます。※もちろん個人の感想です

とくに重低音がドキツいですね!扉も、ガラスも、手すりも、ビビりまくってましたよ~

いい走りっぷりっ!!

しかも、川内営業所ならではの超高回転。

今回乗車した200系統「蒲生線」(中野新町~交通局大学病院前)は、おもに霞の目営業所が担当しています。

霞の目営業所の車両には辰マークが貼られている

しかし、1日数本だけ、川内営業所が担当する時刻があるのです。川内営業所が始発・終点となっている200(X200)系統の全便と、交通局始発・終点の200・J200系統も一部川内が担当しています。

川内営業所はニワトリマーク!

川内営業所はベテランの運転手さんが多く、各人のクセが出ていて楽しい~

 

そして、めちゃくちゃ吹かす。

今回も「レッドゾーン入ってない?」というくらい、回転数的にも速度的にも素晴らしい走りっぷりで、すっかり魅せられてしまいました。

 

そういえば、数年前、西花苑にいったとき、ほんとにレッドゾーンに入ってたことがありましたね(*_*)

そのときは7EのLV280(ロッドシフトだったのでS6400番台だったかな)でしたが、なんと西花苑団地入口から西花苑スポーツ公園前まで、怒涛の2速・2700回転で登りきっておられました!心躍りました~

いすゞ バス タコメーター
いすゞキュービック(LV280)のタコメーター。タコメーターで見ると、2700回転のヤバさが一目瞭然です。このままの回転数で西花苑の坂を登りきってました~

V8といっても、20年以上前の車ですからね。2速でブン回さないと、さすがに西花苑の坂は上ってくれないのでしょう。とはいえ、2700のまま走りつづける(一時的じゃなくて)というのは、後にも先にもその時しか体験したことがありません。貴重な体験でした。

最高のひとときでした♪

やっぱりV8はいいですね~

以前は仙台市営バスにたくさんいたLV280も、現在ではかなり数が減ってきています。

ロッドシフトだったS6400番台もほぼ全廃。LV280全体でも、あと30台も残ってないんじゃないかな(´・ω・`)

今後も、元気なうちに、どんどん乗っていこうと思います。

はやくコロナ収まってくれ

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