バスのマメ知識をお伝えしている当サイト。
これまでもさまざまなバスに関する話題をお伝えしてきましたが、意外と多いのが
「そもそもバスってどうやって乗るの?」
という疑問ではないでしょうか?
そんな方のために、今回はバスの乗り方をゼロから解説したいと思います!
【STEP1】まずはバス停へ!正しいバス停の調べ方は?
まずはバス停へ行き、バスを待ちましょう。
今やバス停や路線は、路線案内アプリや地図アプリでかんたんに調べることができます。
でも、ここに落とし穴が。
駅やバスプールなどでは、同じ名前のバス停が複数あることがあります。
多くの場合、同じ名前のバス停は番号で区別されています。
バス停には時刻表や経路図が掲示されていますので、目的のバス停が何番なのか確認しておくのがポイントです。
バス停の番号さえ確認しておけば、同じ名前のバス停がたくさんあっても、間違えることなく目的のバスに乗ることができます!
おしゃれなバス停も見逃さないで!
また、最近はバス停に見えないバス停も結構あります。
このようにフェイントをかましてくる(笑)こともあります。
こういったバス停は見逃しやすいため、注意して探してみましょう!
多くのバスプールには、のりばの案内図が用意されています。
確認してみましょう!
【STEP2】行き先を確認しよう!経由もチェック!
バスがやってきたら、さっそく乗車~♪
と、その前に! まずは行き先と経由を確認しましょう!
行き先も大切ですが、経由も確認することが大切です。
同じ行き先でも、途中で思ってもいない方向へ向かうことがあります。
本当に目的地を通るバスなのか、必ず確認してから乗車しましょう!
経由地を確認するときは、側面の表示も確認してみることをおすすめします。
側面には前方よりも詳しく経由地が表示されていますので、より正確に確認することができますよ♪
系統番号も活用しよう!
また、バス会社によっては、路線ごとに系統番号という番号が振られていることがあります。
上の写真では「923」が系統番号です。
多くの場合は向かう方角や地域により、番号が設定されています。
番号を見るだけで行き先が把握できます。よく使う便の系統番号は覚えておくと便利です!
多くのバス会社では、ホームページなどに系統番号の一覧やルールが掲載されています。あわせて確認してみてくださいね。
一部のバス会社では、行き先や方面により行先表示を色分けしていることもあります。
また、バス乗り場では足元にも注目です。
最近は路面に行き先を表記しているバス会社も増えてきました。バスを待つ際に活用しましょう!
【STEP3】バスに乗る!整理券・ICカードのタッチを忘れずに!
行き先を確認したら、いざ乗車です!
ここでよくある疑問が「どこの扉から乗るの?」というもの。
バスには通常2つの扉があります。
どちらの扉から乗るかは地域や路線により異なりますが、心配無用です。よく見ると扉付近に「入口」や「出口」と書かれています。
基本的には「入口」と書かれている扉から乗車すればOKです。
全国的には中乗り(中央の扉から乗る方式)がほとんどですが、前乗りか中乗りかは統一されていないのが現状です。
都営バスなど、運賃定額制の路線では前乗りとなることがあります。しかし、弘南バス(青森県)などの一部バス会社では、運賃変動制でも前乗りが採用されていますし、逆に定額でも中乗りとなっているバスもたくさんあります。
【結論】扉付近の表記を確認するのが、いちばんカンタンです♪
足元に注意して乗りましょう。
乗車したら、まずは整理券を取りましょう。
ICカードの方は、ICカードをリーダーにタッチします(ICカードの方は整理券は不要)。
整理券には精算に必要な情報が印字されています。折り曲げないようにしましょう!
乗車したバス停を証明するためです。
通常の路線バス(定額制を除く)では、乗車地点により運賃が異なります。
整理券にはバス停や運賃の区間ごとに番号が印字されており、整理券を取ることにより、乗車地点を証明することができます。これにより、運賃の誤徴収やごまかしを防いでいます。
整理券を取ったら(ICカードの方はタッチしたら)、空いている座席に座りましょう。
【STEP4】「降ります」ボタンを押す
降りたいバス停になったら、降車ボタンを押します。
子供が大好きな「ピンポ~ン」というあのボタンを押します。正式には「降車信号装置」というらしいです。
なお、ボタンはバス停の案内放送が流れたら、早めに押すようにしましょう。
バス停直前で押してしまうと、急ブレーキの誘発や車内事故につながることがあります。
安全のため、バス停での停車を見送ることもありますので、早めに押しておきましょう!
【重要】あせらないで!停車するまで待とう
ここがイチバン大切なところです。
降車ボタンを押したら、バスが完全に止まるまで待ちます。
走行中の立ち上がりや席の移動は大変危険です。「ほかのお客さんもいるし、早く降りなきゃ!」という焦りはわかりますが、バスが完全に停車し、扉が開くまでじっくり待つようにしましょう!
【STEP5】運賃を支払おう!
バスが到着したら、運賃を支払います。
運賃はバス前方に設置されている運賃表で確認することができます。
現金の場合 (必ず両替の有無を確認!)
整理券の番号を参照し、運賃を支払います。
自分の整理券の番号を確認し、運賃表に表示されている金額を払います。
例えば、下の写真の運賃表が表示されていたとき、自分の整理券の番号が4番だったとします。
この場合、4番の欄には170と表示されていますので、降りるときに170円を支払えばOKです。
「運賃箱にお金を投入すればOK」と行きたいところですが、ここで注意点があります。
ほとんどの場合、バスの運賃箱はお釣りが出ません。
運賃箱に両替機がついていますので、あらかじめ両替してから、運賃ピッタリを運賃箱に投入するようにします。
過剰に投入してしまうと、払い戻しの手続きが必要となります。
必ず両替してから、支払うようにしましょう!
最近は両替不要の運賃箱も出てきていますが、ほとんどのバス会社ではお釣りが出ないタイプとなっています。
不安な場合は、運転手さんに確認してから支払うことをおすすめします。
ICカードの場合
ICカードの方はタッチすればOKです。自動的に運賃が支払われます。
このとき整理券は投入不要です。
万が一、チャージ残額が不足していた場合はエラーとなります。チャージするか、不足分を現金で払います。
Q:IC定期券の場合はどうなるの?
・定期券範囲での乗降であれば、自動的に定期券が使用されます。
・定期券の区域外で乗降した場合は、チャージした金額からの引き落としになります。
なお、ICカードの方は、事前に運賃を確認することはできません。降車時にタッチすると、運賃箱のモニターに運賃が表示され、自動的に引き落とされます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は路線バスの乗り方について、バス初心者向けにまとめてみました。
バスを乗りこなせると大変便利です。地域によっては記事の内容とは異なる場合もありますが、おおむね全国の路線バスで通用する乗り方をご紹介しています。
- 「バスに乗りたいけど、乗り方がわからず不安!」
- 「学生時代はよく乗っていたけど、社会人になってからは乗ってないからなあ~」
という方のお役に立てれば幸いです♪
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