ミヤコーバス最後の1台!名鉄色のエアロバスを撮影してきました!

バス撮り

なつかしの名鉄バス塗装エアロバスを撮影してきました!

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まだ残っていた名鉄カラーのエアロバス

宮城交通・ミヤコーバスは名鉄グループの一員です。

そのため、かつては名鉄バスで使用されていた中古のエアロバスが、ほぼそのままの塗装でたくさん導入されていました。ミヤコーバスの高速バスといえば名鉄カラーというくらい、馴染みのあるカラーリングでした。

路線バスのカラーリングも名鉄バスそっくりですよね♪

しかし、のちに自動ブレーキを装備した新車が積極的に導入されるようになります。緑色を基調とした新しいカラーリングのバスに置き換えが進み、以前の名鉄カラーはいつの間にかすっかり目にしなくなりました。

ミヤコーバス気仙沼営業所のバス(三菱ふそうエアロエース MS06 宮城200か2973)
最新鋭の三菱ふそうエアロエースMS06。杜の都を感じさせる爽やかなカラーリングとなっています。

そんなわけで、名鉄色のエアロバスはすべて廃車になってしまったものと勝手に思いこんでいたのですが、実はまた1台だけ残っていたようです。

調べてみると、佐沼営業所に所属するM2534(宮城200か2534)が現在残っている最後の名鉄カラーのエアロバスとのこと。現在も予備車として使用されることがあるとのことで、ぜひカメラに収めておきたいと思っていました。

思い返してみると、以前、仙台市の地下鉄広瀬通駅付近で名鉄カラーのエアロバスを目撃したことがあったのですが、それがこのM2534だったようです。ほかのミヤコーバス・宮城交通の高速バスが緑色のカラーをまとっているなか、1台だけ名鉄色で異彩を放っていました。

と、この情報を仕入れてからというもの、機会あるごとに人知れず追っかけていたM2534ですが、今年の春ごろから、仙台-気仙沼線で運用されているという話をTwitterで目にするように。

私自身も三陸道を自家用車で走行中にM2534が気仙沼から仙台へ向かい走っている様子を目にする機会に恵まれましたので、この情報は確かなようです。

そして、さらに幸運なことに、ちょうど6月に気仙沼に長期滞在する仕事が入りました。

やったぜ!撮れるじゃん!

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気仙沼へ行くぜ!

そして6月上旬、ついに気仙沼へ。

気仙沼まではミヤコーバスが運行している高速バス<仙台-気仙沼線>を利用していくことに。仙台駅すぐのところにある「宮交仙台高速バスセンター」から出ています。

気仙沼へは鉄道で行くことも可能ですが、仙台からではかなり時間がかかります。東北本線か東北新幹線で一関へ向かい、一関線で気仙沼まで行く方法が最短となりそうですが、それでも3時間以上要します。

在来線で行こうものなら、①JR仙石線か仙石東北ラインで終点の石巻駅に向かい、②そこから乗り換えて前谷地か柳津まで行き、③さらに気仙沼行きのBRTに乗り継ぐ形となります。以前そのルートで行った際は4時間ほどかかってしまいました。

今回は翌日からすぐに業務が入っているので、さすがに体力を温存しておきたいところ。気仙沼へ行くなら、実質バス一択といえます。

てなわけで、AM10時台の気仙沼行きに乗車。

高速バス 仙台~気仙沼の時刻表

車両は日野セレガ 宮城200か2938。気仙沼営業所に所属する初代セレガーラです。

なんか変なバスだな~と。

新車でM2938なら現行モデルのセレガーラとなるはず。このナンバーで初代セレガーラということは、再登録か中古でしょうか。

↑この運賃箱、久しぶりに見ました。小田原機器のRXシリーズ。気仙沼営業所はレシップ化されていないので、味のあるアナログな装備が満載。

もちろん運賃表示機もOBCビジョンではありません。7セグにLED表示機がついたタイプの運賃表示機です。こちらも小田原製です。

ただ、ミヤコーバスの高速バスの場合、運賃表示がない「行先表示機」がついているのがふつうだったような。

こういうタイプがついているはず。(写真はミヤコーバスの仙台-佐沼線で撮影)

高速バスにこのタイプの運賃表示機というのは、なんだか取ってつけたような感じがします。M2938というナンバリングと合わせ、おそらくもともと気仙沼にいた車両ではないのでしょう。

・・・と思っていたら、さっそく答え合わせができました。

よく見ると、座席ポケットの中身が宮城交通の高速バス<仙台-山形線>仕様になっています。

なるほど、元山形営業所の車両が再登録されたようです。

運賃表示機についても、もともとOBCビジョンがついていたのを取り外し、他の車輌で使っていた運賃表示機を取り付けた感じではないでしょうか。

発車♪

AM10:50、定時で発車

仙台バスセンターを発車後、すぐに左折し、旧さくら野方面へ。そのまま新寺通りを抜けていき、仙台東ICから仙台東部道路・三陸道へと走行していきます。

仙台駅発の高速バスはだいたいこのルートを通ります。定番のルートですね。

本線合流のときに感じましたが、やっぱりE13Cってパワーがありますね。6速でもグイグイ加速していきます。エンジン音はA09Cのほうが好みですが、走りは断然E13Cだな。

途中、矢本PAで休憩をはさみます。

10分間の休憩ですが、トイレしかないので、ほとんどの方がすぐに戻ってきていました。往復券の購入もこの休憩中にできますので、余裕があればしておくといいかもしれません。

全員が乗車した後、人数確認のうえ、営業所へ無線連絡していました。お客さんを残して発車してしまっては大変ですからね。慎重にやっているようです。

車窓を楽しむこと1時間半。

気仙沼に到着!

M2938 ミヤコーバス セレガ

行き交う市内線を撮りながら、ひとまずホテルへ移動。

名鉄カラーエアロを求めて。いざ撮影!

翌週土曜日、さっそく撮影へ。

事前の情報によると、土曜日ダイヤ 朝8時台気仙沼➔仙台行きに充当されているとのこと。

ミヤコーバス気仙沼営業所は、基本的に同じダイヤと車両で運用することが多いため、この日も来るとしたら同じ時間の便に来ることが予想されます。

しかし、今回は1ヶ月に渡るホテル泊。朝からじっくり撮影できます。念には念をということで、始発から撮影することにしました。時刻は午前5時。まだフロントにも人がいない時間帯にホテルを出て、そのときを狙います。

この日の始発はM2938(日野セレガ)

ついに撮影成功♪

AM8:40。コンビニで買ったパンをくわえながら、待つこと2時間。

ついにそのときが来ました!

ミヤコーバス 宮城200か2534 三菱ふそうエアロバス KL-MS86MP
ミヤコーバス 宮城200か2534 三菱ふそうエアロバス KL-MS86MP
ミヤコーバス 宮城200か2534 三菱ふそうエアロバス KL-MS86MP
ミヤコーバス 宮城200か2534 三菱ふそうエアロバス KL-MS86MP
ミヤコーバス 宮城200か2534 三菱ふそうエアロバス KL-MS86MP
ミヤコーバス 宮城200か2534 三菱ふそうエアロバス KL-MS86MP

はい!

これがミヤコーバス最後名鉄カラーエアロバス宮城200か2534でございます!

うわーなつかしい(*´∀`*)

ミヤコーバス 宮城200か2534 三菱ふそうエアロバス KL-MS86MP

ミヤコーの高速バスといえばこのデザインでしたよね~

型式はKL-MS86MP。2000年代初頭の製造でして、今年で車齢は20年くらいとなります。

リアを見ると、積年の傷みが露わになっておりました。

ミヤコーバス 宮城200か2534 三菱ふそうエアロバス KL-MS86MP
MS8のリアガラス腐食は整備士界隈では有名。M2534もご多分に漏れず腐食が目立ちましたが、年式の割には腐食が進んでいる印象でした。

でも、力強い8M21エンジンのV8サウンドは健在!ズドドドドドド~~♪

ミヤコーバス 宮城200か2534 三菱ふそうエアロバス KL-MS86MP

やっぱいいですね~ エアロって(*^^*)

久しぶりの再会に感動!

これからも末永く生き延びてくれたまえ!

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