タクシー無線が使える距離は?実は全国で使える!その理由を解説します

タクシー

「タクシー無線ってどれくらいの距離まで繋がるの?」

長距離を走ることもあるタクシー。でも、営業所から離れてしまっては無線が使えなくなるのではないか。そんなギモンを持ったことはありませんか。

今回はタクシーの無線機が使える範囲とその理由を解説します。

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タクシー無線は全国で使える!

実は、最近のバスやタクシーが積んでいるほとんどの無線機は、日本全国どんなに離れたところへ行っても使うことができます。

東京のタクシーで九州まで行っても大丈夫。ちゃんと無線機で本社とやり取りすることができるのです。

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全国で使えるのは、携帯電話の電波を使っているから

では、なぜタクシー無線は本社から離れていても使うことができるのでしょうか。

理由はかんたん。現代のタクシー無線は携帯電話の電波を使っているからです。

以前はタクシー会社や営業所に大きなアンテナが設置されており、本社にあるアンテナとタクシーのアンテナで無線通信を行っていました。

以前のタクシー無線は本社にアンテナがあり、そこと通信していた

このため、アンテナのある会社から離れた場所まで行ってしまうと、電波が弱まってしまい、無線が使えなかったり、ノイズが入ることがよくありました。

しかし、現在のタクシー無線機はインターネット回線を使用して通信を行うのが主流となっています。

今のタクシー無線はインターネット通信を使っている

4Gや5Gといったスマートフォンとまったく同じ回線を利用しています。

通話はLINE電話などと同じIP電話の仕組みを使っているため、携帯の電波さえあれば、全国どこに行っても無線機を使うことができるのです。

インターネット通信を活かした配車システムも

最近ではタクシー無線のみならず、インターネット通信を利用した配車システムもさかんに導入されています。

TOMCOM社製 タクシー配車システム

タクシーごとにGPSが取り付けられており、本社や営業所ではすべてのタクシーの位置がリアルタイムで分かるようになっています。配車依頼があった際には、もっとも近い位置にいるタクシーに指示を出すことができ、より効率的に配車ができるようになっています。

しかも、配車指示についても、タクシー無線に付属するハンディターミナルに住所などを表示させることができます。

富士通テン タクシー配車システム
富士通テンのタクシー配車システム

以前であれば、人間の声で運転士に場所を伝えていましたが、それも必要なくなりつつあります。また、今では直接ナビに配車場所の地図が表示されるものもあります。

以前では周波数を合わせるダイヤルしかなかったタクシー無線ですが、今ではとてもハイテクな装備へとアップデートされているのです。

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