バスの放送ってどうやってやってるの?

バスのしくみ

路線バスに乗ると

「次のバス停は○○でーす」

「ご利用ありがとうございます!」

など、いろいろな放送が聞けますよね。

自動音声の放送運転士さんによるマイク放送がありますが、これらの放送はどうやって流しているのでしょうか?

今回は路線バスの放送設備について解説していきます♪

スポンサーリンク

路線バス専用の放送装置がついています!

こういった車内放送は、路線バス専用の放送装置「音声合成放送装置」で行われています。

音声合成放送装置には、あらかじめ停留所の名前を吹き込んだ音声データが記録されています。

あらかじめ記録された音声データを組み合わせて再生することで、自然な案内放送を自動的に流せるしくみになっています。

音声合成の操作は、運転席に備わっているスイッチで行います。放送装置の設定を行う「系統設定器」、放送操作を行う「操作盤」、そしてマイクが装備されています。

最近は放送装置が運賃表示器に内蔵されているものも多くなってきました。

最近のバスは運賃表示器から音声の出力も行っています。

これらの装置を使うことで、それほど複雑な操作を行うことなく、さまざまな車内放送を実現しています。

スポンサーリンク

運行前に路線をセット!

運転席に装備されている操作盤を使って行います。

まず、始発地点で系統設定器を使って、これから運行する路線をセットしておきます。

すると、経由する停留所の一覧がメモリーカードから読み込まれ、案内放送の準備が完了します。

操作盤の「始発」ボタンを押したらセット完了です。

発車後の操作はボタンを押すだけでOK!

始発地点を発車後は、運転席右側にある操作盤を使って案内放送を操作します。

操作盤には「送り」「戻し」「マイク切り替え」のスイッチが設置されています。

停留所を通過するときに「送り」ボタンを押すと、次の停留所の案内放送が始まります。

間違って進めすぎたときには「戻り」ボタンを押すと、前の停留所の放送に戻ります。

マイクでの放送をしたい場合は、トグルスイッチを操作します。中立にするとマイクOFF、前か後ろにスイッチを倒すと、車内・車外に放送することができます。

なお、乗り降りするお客さんがいる場合は、停留所で扉を開けてから走り出すと、自動的に次の停留所の案内に移ります。また、通常、運賃表示は放送に連携しています。音声案内に連動して自動的に表示が切り替わります。

まとめ

タイトルとURLをコピーしました